幽玄なるかな淫靡なるかな剛毅なるかな


by reddragon_samael

カテゴリ:モゴラーニャの冒険シリーズ( 12 )

I got it!

わかった。

モカキリマンジャ郎は、蝶が舞うよりちょっぴり華麗ではないながらも、水没前の蟻が必死にばたつくよりちょっぴり懸命な感じで、それでいて、乾季に入ったサバンナの水がなくてああ大変な魚なみにピチピチしつつ、脂が充満した広場に登場した。

カール伯は、病死する直前の病人が、見舞いに来た人を力なく見るような視線の弱さで、モカキリマンジャ郎を見た。

モカキリマンジャ郎は宣言した。

「おれがモゴラーニャだ!」

それを聞いたカール伯は、目を見開くようなこともせず、脂の呑みすぎのために吐き気を催しつつも、力なくこう言った。

「モしか合ってないじゃん」

それを聞いたモカキリマンジャ郎ががっかりするより早く、懐かしのキャラ怪力モコチンが現れ、こう叫んだ。

「おれがモゴラーニャだ!」

それを聞いたカール伯は、やっぱり目を見開くようなことはせず、臨終前の病人のような白さでこう言った。

「モしか合ってないって」

それを聞いたモコチンが落胆して涙を流すより早く、くたばったと思われていた妖精アニャニャッチャがこう言った。

「おれがモゴラーニャだ!」

それを聞いたカール伯は、もはや目を閉じたまま、幽体離脱中の乙女のような具合でこう言った。

「モしか……ニャ?」

そこにブリーフ姿の数人の中年男性とともにダマランチが現れ、脂ドリンクを飲み干してからこう言った。

「おれがモゴラーニャだ!」

「…………」

カール伯は何も言わないまま冥途への途に旅立ったのだった。

そう、そういうわけでダマランチはモゴラーニャだったのだ。
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by reddragon_samael | 2007-05-19 04:11 | モゴラーニャの冒険シリーズ

アブラカタブラ

息も絶え絶えポックリ逝ったはずのダマランチが潜入した広場では、五千人ほどの脂ぎった中年男性が行進していた。

「脂ぎれ! 脂ぎれ!」

先頭の男はそう叫び、おっさんたちは、いつも以上に脂ぎって見せた。
看板には「第八回脂ぎり選手権 脂たちの競演」と書かれている。
ダマランチは妙案だとばかりにその行進に紛れ込んだ。

くくく、脂ぎることにかけては、このおれの右に出るものはいない!

そこに妖精アニャニャッチャが、ひらりと現れ、ダマランチの脂をこそぎとってしまった。

「アハハハ、アンタの脂なんか……」

しかし、残念ながら、ダマランチの脂は、妖精にとっては毒以外の何物でもなかった。

アニャニャッチャは羽虫のごとく、ペタリと落ち、そのまま脂たちの行進の中で見えなくなってしまった。

「まず、神はこうおっしゃった。『脂ぎれ!』すると脂がこの世に生まれたのです!!」
歓声が湧き起こる。

司会の男は、黒いスーツに紅い蝶ネクタイで、眼鏡をかけている。
身体は細く、しかしながら、確実に額には脂が浮き上がっていた。

「さあ、みなさんには脂のプールをご用意しています。その肥満体に拍車をかけ、さらなる脂の高みを目指しましょう」

ぞろぞろとアブラーズを引きつれ、司会のスーツアブラマンが先頭を切って歩く。

その先にはなんと! 
脂のプールを呑みつくして、視線があっちの世界に行ってしまっているカール伯爵が待っていたのだ。

「待っていたぞ、モゴラーニャ」

しかし、モゴラーニャはいなかったので、誰も返事をしなかった。

沈黙の代わりに脂を称える声が、それは冬将軍のように、あるいは日本海あたりに打ちつける荒波のように、カール伯爵に世の厳しさを教え諭したのである!
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by reddragon_samael | 2007-01-24 02:20 | モゴラーニャの冒険シリーズ
 勇者たち
・モゴラーニャ……第二の勇者。ポンコツ。柿ピー中毒
・エンテレケイア……勇者
・ポンポコスキー……第三の勇者。カール伯

 魔王
・ダマランチ……異次元相似可変魔王こと異次元掃除大好き魔王こと一見さんお断り魔王

 王とその仲間
・エゲレッチョ・ルンバ・イモビライザ……姫
・ウサンクサダー……王
・モコチン……一般兵士。怪力
・パンダカイザー……執事

 宇宙から来た戦隊
・キバミング(隊員一人)……黄ばみパンツ戦隊
・白村和年……根暗戦隊ネクレンジャーレッド
・インヴォイスパターン……ネクレンジャー旗艦

 オロロンチョ帝国
・オロロンチョ……オロロンチョ帝国総帥
・Dr.フィールグッド……妖艶なる四天王。医師
・Mr.ゴールドマンサックス……妖艶なる四天王。弁護士
・シチズン・ケーン……妖艶なる四天王。政治家
・太郎乃助ノ守……妖艶なる四天王。保父

 脳内キャラクター
・ヴォルフガング……HPランカー
・ゲルグロッツィ……HPランカー。ダマランチの転生

 反ダマランチ同盟
・アメーバの田中さん……アメーバ
・モカ・キリマンジャ郎……葉っぱ常習者
・H薔薇……ハイビーム

 伝説上の人物
・ヘケモケ……死んだ伝説
・ウニウニャポン……伝説のゴールシーン
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by reddragon_samael | 2006-11-06 02:55 | モゴラーニャの冒険シリーズ

バレンタイン・マーダー

ダマランチがイカ釣り漁船でウミウシを釣っていたところ、キレキレのアメーバの田中さんが釣られてしまった。

「おお、アメーバなのにどうやって釣られたんだ」

そう全身の毛穴からモカ・キリマンジャ郎がツッコミを入れると、アメーバの田中さんは、じゃあやめとくと言って海に帰ってしまった。
海かよ。海なのかよ。涙と鼻水と皮脂まみれの顔で、闇に消えゆくアメーバの田中さんに向かってモカ・キリマンジャ郎は叫んだ。

そんなわけで死兆星はバッチリ見えてしまっていたアメーバの田中さんの怒りはダマランチには届かず、平和な家庭にきれいに包装をされリボンをつけて届けられたということだ。

「おい、キサマ、バレンタインチョコはほしいか」

オレ?というふうに自分を指差し、モカ・キリマンジャ郎が、やっぱり涙と鼻水と皮脂とちょっぴりの恋心入りの疑問符まみれの顔で、ダマランチの方を見た。
大いに勘違いをしかねない状況から、ばっちり勘違いをしたモカ・キリマンジャ郎は、今宵のダンスへの誘いかと思い、ダンサブルなナンバーに合わせて、ターンをして見せた。

それを見たエゲレッチョ・ルンバ・イモビライザ姫は、突然パニックに陥った。

「それは禁断のヘケモケの舞い!」

混乱したエゲレッチョ・ルンバ・イモビライザ姫は、ダマランチがとり憑いたゲルグロッツィのビール腹に、ぐさっとお子様ランチの旗を突き刺してしまった。

「ふ、おれは納豆とモロヘイヤを毎日食べているから大丈夫だ」
ゲルグロッツィは嫌な汗を背中にかいていたが、弱みは見せない。

「いや、ヘケモケの舞いではなく、ウニウニャポンの伝説のゴールシーンだ!」

モカ・キリマンジャ郎が否定したときには、すでに倒れたゲルグロッツィと、雨の中艶然とした微笑を浮かべるエゲレッチョ・ルンバ・イモビライザ姫の姿が見えた。
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by reddragon_samael | 2006-09-09 02:47 | モゴラーニャの冒険シリーズ
「そんなに言うなら地球を回転させてやるぜ」

アメーバの田中さんは青筋を立てながらモカ・キリマンジャ郎に言い放った。

「よせ。落ち着くんだ。早まるな。花まるなオレ。いや、違うんだ。落ち着け」

なぜ、アメーバの田中さんがそれほどまでにキレキレなのかといえば、それはもうダマランチのせいに違いないのだ。

ダマランチはといえば、地球制服に飽きて、謀反野鳥の会を創設したらしい。
しかも、今のところジャーマンポテトばかり食べているとモカ・キリマンジャ郎が報告したのだ。
「あいつは実はジャーまんなのではないだろうか」
などと言ったものだから、もう大変。
「あいつは傲慢な上に天真爛漫だ」
「いや、じつはピザまんだとか」
「もう、我慢ならん」
というわけで、アメーバの田中さんは絶叫マシンに乗って、妄想カラオケを満喫することになったのだ。
なので地球が回転したのは間違いなく事実なのだ、アメーバの田中さんにとっては。

「だからって、H薔薇はビームを放っていいわけはないんだよなぁ」
モカ・キリマンジャ郎は余裕をぶちかましているふりをして葉巻を時々間違えて鼻の穴に差し込んでいた。
H薔薇とは、隣かそのまた隣あたりでビームを放つのを主な業務にしているのであるが、その目に余る赤い輝きにモカ・キリマンジャ郎はだいぶ葉っぱを使用せずにはいられなかった。
アメーバの田中さんはすでに体の半分くらいをそのハイビームで蒸発させられてしまったのだ。

同時刻〇二〇〇、ダマランチはエゲレッチョ・ルンバ・イモビライザ姫を伴い、イカ釣り漁船に乗り込んで隣の国に侵攻を開始した。
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by reddragon_samael | 2006-09-02 03:33 | モゴラーニャの冒険シリーズ

モゴラーニャForever

虫の知らせで減塩梅干を切らしていると悟ったモゴラーニャは、忍び寄るゲルグロッツィがその手を柿ピーわさび味に伸ばした瞬間に、瞬間湯沸し器のごとく怒りだし、興奮のあまり全身の毛穴から湯気を発したかと思うと、すばやく身を翻しゲルグロッツィのバックをとり、いきなりジャーマンスープレックスをぶちかまして、そのままジャーマンスープレックスホールドに入った。

ブラックペッパー頚部の骨にヒビが入ってしまったゲルグロッツィは、どっしりとしていてねっとりとしている汗をかきかき、いたく苦しみ抜き、ぼそっとつぶやいた。

「女装をして町内一周だなんて」

骨折した足を引きずるヴォルフガングは、ボディペイントをしていれば裸でも恥ずかしさは軽減されるものだと力説し、黒塗りのままでの女装の必要性を強く訴えた。

それを聞いたゲルグロッツィは、両手で鰻を掴む練習をしながら、その手に掴んでいたあぶく銭の少なさにショックを受けつつも、慄然とした。

エゲレッチョ・ルンバ・イモビライザ姫は、いいんか帝国を平定した際、あぶく銭マニアになり、それまで大好きだったダイナモを生簀に放り投げたことは、少なからず知られている。
それを見ているはずだった執事パンダカイザーは、必死に老化防止の指の運動をしていた。彼の人差し指同士は、執拗なまでにぶつかり合い、しのぎを削っていた。そのため、ダイナモは一つ残らず闇鍋の具になったのだと村の老人連中は自慢げに話すものだ。

「目覚めよ、ダマランチ・レヴォリューションX!」

ゲルグロッツィはホールドされた苦しい体勢からダマランチ復活の呪文を叫ぶ。

静かな波の音と小鳥の歌声だけが聞こえていた。

しかたなしにヴォルフガングは説明した。

「最近呪文変更の通知が来てたぜ」

力を振り絞った叫びもむなしく、ゲルグロッツィはホールド負けを喫し、その筆舌に尽くしがたい悔しさに地団太を踏んだ。

勝利に湧くモゴラーニャ陣営では、前髪の長さを気にしながら、サーロインステーキにむしゃぶりつくモゴラーニャがやっかみ混じりに冷笑されていたが、なんとそれが皆が見たモゴラーニャの最後の雄姿であったのだ!

サーロインステーキはゲルグロッツィが用意した致死量のにんにく入りだったのである。
しかも、アーモンドの匂いもしたりとかしなかったりとか。
その匂いの凄烈さに無意識のうちにアハンエヘンオホンして、モゴラーニャはこう言った。

「壊れるほど食しても、3分の1も伝わらない」

ありがとう、モゴラーニャ。
さようなら、モゴラーニャ。
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by reddragon_samael | 2006-07-21 04:35 | モゴラーニャの冒険シリーズ

紫の朱を奪う!

HPランキングが122位だったゲルグロッツィは突然、一位の座に傲然と居座り続けるヴォルフガングを陥れ、一位の座を奪い取った。

哀れヴォルフガングはブリーフにハイソックスというかなり恥ずかしい格好で交番の前を行き来させられるのだった。

そのまじないの結果、どういうわけか脳内キャラクターだったゲルグロッツィとヴォルフガングは、モゴラーニャの目の前に実体化したのである。
そして、登場早々、ゲルグロッツィは、ネクレンジャーレッド白村和年とキバミング(隊員一人)を力いっぱい罵った。

「この有象無象が!」

その言葉がすべての引き金になり、風が吹けばオーケストラが儲かるの方式により、ネクレンジャーレッド白村和年は普段の塩分取りすぎが祟り、高血圧に倒れ、キバミング(隊員一人)は高コレステロール食品の食べすぎが功を奏し、血栓により倒れた。

敵が次々と倒れるのを見て勝ち誇ったゲルグロッツィは、堂々としすぎながら宣言した。

「これからはHPパラダイスだ。ヒューレット・パッカードなき者は滅びるのだ。オレは王、世界の王、宇宙の王、異次元の王、異次元掃除大好き魔王!」

そう言い放ち、世界を一瞬で黒ペンキで塗りたくり、ヴォルフガングに意味ありげににやりと笑うのである。

ヴォルフガングは黒く塗られたおかげでばっちり恥ずかしくないので跳び上がって喜んだが、その着地の瞬間に骨折したことはあまり知られていない。

そして、ゲルグロッツィはダマランチに操られていることも知らず、モゴラーニャの背後に忍び寄るのである!
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by reddragon_samael | 2006-07-08 00:18 | モゴラーニャの冒険シリーズ
ハイソをハイソサエティだと思っていたモゴラーニャは手当たり次第誰かを告訴することを検討した。

それを見破ったオロロンチョは意味ありげに口元に笑みを浮かべ、コサックダンスを踊り始めた。

その魅惑的な踊りは、妖艶なる四天王を残らずメロメロにしたが、モゴラーニャが惚れこんでしまう前に、オロロンチョの病弱な身体は音を上げてしまったのである。

オロロンチョは最期にこう言い残した。
「あのたてかべ和也にかべたてかけたのはたてかべ和也なのか……」
もう自慢の健脚はその力を失っていたのだ。
さらに残念なことに無慈悲なこと比類なき男モゴラーニャが、オロロンチョが点滴しているそばから、その薬の中に柿ピーを入れていったのだ。

そのとき、妖艶なる四天王の一人、医者のDr.フィールグッドはこう言った。
「それ以上の延命措置は不要だ」

さらに、妖艶なる四天王の一人、弁護士のMr.ゴールドマンサックスはこう言った。
「安楽死は自殺幇助罪が適用されることがあり、リスクが大きすぎる」

ついでに、妖艶なる四天王の一人、政治家のシチズン・ケーンは言った。
「われらがオロロンチョとの戦いは戦いの火蓋が切って落とされるには、なかなか時間がかかるやもしれぬ」

でもって、誰も求めてないのに、妖艶なる四天王を五天王にしようと企む男、保父の太郎乃助ノ守は、意味なく息も絶え絶えに付け加えた。
「ちょっとばかり本編に戻るには時間がかかると読者諸氏に伝えてくれたまえ」
そうモゴラーニャに頼み、勝手にドロンしてしまった。

モゴラーニャは太郎乃助ノ守の伝言はとりあえず達成されているような気がしたので、回想をやめて、目の前のネクレンジャーレッド白村和年がキバミングに対抗して、絶対に色落ちしないイカ墨スパゲッティを食べているのを眺めた。
その背後には絶対に色落ちさせる漂白酵素入り黄ばみフラッシュを会得したキバミング(隊員一人)が迫っていた。

だが、モゴラーニャは一向に進まない展開を観戦するのに飽き飽きしたので、HPの高い名前の研究に耽ることにした。

当面のランキング一位はヴォルフガングである。
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by reddragon_samael | 2006-06-23 02:26 | モゴラーニャの冒険シリーズ
オロロンチョ帝国総帥オロロンチョは、りんごの皮むきならぬ桂剥きが得意だったが、もっと株式投資の腕を磨きたかったので、代〇木アニメーション学院に潜入して、シナリオの勉強をしようとしてうっかりダウジングの勉強をしていた。
ついでに言えば、和歌山のみかんを毎日食べることに生きがいを見出していたオロロンチョは、浅草にて古代ムー帝国の秘宝発見の一報を受けて駆け出し、ムササビ並みの滑空をしてみせた結果、自慢の健脚を複雑骨折してしまったこともあるほどのつわものなのである。

そこに立ちはだかるは、非暴力主義でありながら、毎日食事は山芋ごはん柿ピーかけ、デザートはピンククリーム69の勇者モゴラーニャである。

「ちょっと待ったー、と見せかけて、もろみ酢!」

とモゴラーニャのその手にもろみ酢が握られていたことに、場の一同はため息をつき、腕立て伏せをしてはあはあした挙句、思い出したように第一の勇者エンテレケイアをその足の長さゆえに槍玉に挙げた。
させるか、と対抗するようにキモかわいいキューピー人形をオロロンチョはそのアタッシュケースから取り出し、腹話術でこう語ったのだ。

「原告控訴断念によりハイソ確定!」

「やったーハイソー!」

その場にいたオロロンチョの部下、妖艶なる四天王は、ハイソをハイソックスのことだと思っていたことは言うまでもない。
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by reddragon_samael | 2005-12-15 14:46 | モゴラーニャの冒険シリーズ

カール伯爵の高笑い

「無様だな」
第三の勇者ポンポコスキーは、柔軟運動をして、軟体動物のような軟らかな身体を見せつける。

見せつけられたモゴラーニャは牢屋の中で、柿ピーを食べきってしまったので、柿ピー禁断症状が出始めていたものの、その怪しい肢体にくらくらむらむらいらいらはらはらけらけらおらおらおらおらすることも忘れなかった。

それに気をよくしたポンポコスキーは、立位体前屈をしつつ、高らかに宣言した。

「おれは、今日からカール伯爵だ。おれのことは、カール伯と呼べ。それにポンポ・・・・・・」

と言ったところで、爆音と天使のファンファーレと悪魔の囁きと霊媒師の絶叫とともにインヴォイスパターンが牢屋の天井を突き破って現れ、しゅたっと舞い降りたネクレンジャーレッド白村和年はわけもなくVサインをした。
いや、わけはもちろんあった、心なしか明るい正義のヒーローであることを主張したかったのである。
だが、すべてを崩壊させたことによる陰鬱さを消すには至らず、根暗戦隊は自らの行為に感激のあまり涙し、水性インキで自伝を書くことを決意した。

彼ら根暗には自責の念によって、酔っ払う性質があることをその胸に刻まれたし!

かろうじて無事だったポンポコスキー改めカール伯爵は、立ち上がって引きつった笑いを浮かべようとしたところ、落下してきたキバミング(隊員一人)によって後頭部に黄ばんだ膝の一撃を見舞われ、あえなく撃沈するのであった。

そして容赦ない黄ばみのキバミング(隊員一人)とレッドなのに白村のネクレンジャーの闘いの火蓋が切って落とされようとしていた、が、なかなか落とされるのには時間がかかるやも知れぬ、と先生も言っていたという伝言を頼まれていたことをモゴラーニャは想起したのである!
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by reddragon_samael | 2005-12-12 16:22 | モゴラーニャの冒険シリーズ